スポーツコラム

玉ノ井親方の相撲部屋日誌2

7月10日から大相撲名古屋場所が始まりました。世間の注目は優勝争いに集まると思いますが、相撲部屋としては幕下以下の取り組みも気になるところ。学校を卒業して入門してきた若手を立派に育てるのが相撲部屋の役割。若手の活躍を見れば相撲部屋の勢いが分かります。そういう見方で相撲観戦を楽しむこともできるでしょう。

2016年7月11日

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玉ノ井太祐

1976(昭和51)年生まれ。明大中野高校3年生で高校横綱となり、在学中の1994年に父が師匠を務める玉ノ井部屋に入門。現役時の四股名は栃東大裕(最高位は東大関)。2006年1月場所では14勝1敗で幕内最高優勝を果たすが、2007年の3月場所で脳梗塞の疑いから途中休場。検査を経て、医師から相撲を続けると生命に危険が及ぶと宣告されたこともあり、同年5月に引退を発表。引退後は玉ノ井部屋親方として後進の指導に当たる。