スポーツコラム

玉ノ井親方の相撲部屋日誌8

7月の名古屋場所が終わってから9月の秋場所が始まるまでの間は忙しくなります。ひとつは地方巡業。普段はあまり見られないような技が飛び出し、イベント感覚で楽しめるのが地方巡業の魅力です。人気力士との握手会や子どもたちを対象とした相撲稽古も人気。もうひとつが、福島県相馬市で行う毎年恒例の夏合宿。秋場所に向けた大切な稽古です。

2016年8月22日

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玉ノ井太祐

1976(昭和51)年生まれ。明大中野高校3年生で高校横綱となり、在学中の1994年に父が師匠を務める玉ノ井部屋に入門。現役時の四股名は栃東大裕(最高位は東大関)。2006年1月場所では14勝1敗で幕内最高優勝を果たすが、2007年の3月場所で脳梗塞の疑いから途中休場。検査を経て、医師から相撲を続けると生命に危険が及ぶと宣告されたこともあり、同年5月に引退を発表。引退後は玉ノ井部屋親方として後進の指導に当たる。