技術者集団をつなぐ

1968（昭和43）年創業の株式会社札幌デンタル・ラボラトリー（北海道札幌市）は、義歯、インプラントなどをはじめとした歯科医療関係の専門メーカーである。しかし、当社は単にモノをつくるだけの会社ではない。自社の中核を歯科医療にかかわる技術者集団ととらえ、その技術者たちが、歯科医師、歯科衛生士たちとタッグを組んで歯科医療の発展を遂げていこうとする取り組みを支える会社といってよい。

そのために、同社は全社一丸となって技術者集団たちをサポートし、信頼をもって連携ができるようにするためにIT活用（グループウエアの利用やデータ連携など）を積極的に進め、それぞれの技能や能力をいかんなく発揮できる仕組みを構築した。

こうした全社一丸で取り組むI T 経営は「美しい歯で話し、笑い、食べることができる幸せを社会に広げていくことの喜び」を技術者集団の一人一人に植えつけることになった。「医療は患者のためにある。患者の立場に立って考え創ろう」との創業者の想いを受け継ぎ、「社業の発展と社員の福祉向上」「歯科医療を通じて最善の努力と奉仕をもって、国民の健康保持に努める」を企業理念として、その実現に向けて着実に邁進している。

2017年4月3日