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キリンチャレンジカップで
代表デビューの森下に注目

スポーツライター
石川 哲也 氏

6月のキリンチャレンジカップ(15日・エルサルバドル戦、20日・ペルー戦)に臨むサッカー日本代表メンバーが発表され、名古屋グランパスのプロ4年目、26歳の森下龍矢が初招集された。

森下は今季、開幕からウイングバックのポジションをつかむと、攻守に躍動。左右のサイドを問わないユーティリティ性と、豊富な運動量を生かしたエネルギッシュなプレースタイルで2ゴール、3アシスト(5月27日現在)を挙げ、J1優勝争いを展開するチームの牽引役となった。その活躍ぶりに森保一日本代表監督は「両サイドでハードワークができている。上下動もできるし、攻撃でチャンスに絡み、守備でも貢献している」と太鼓判を押す。森下自身も「全力プレーで戦力になる」と気合い十分だ。

2022年のワールドカップベスト16を経て更なる進化を模索する日本代表。森下が好調をキープして代表定着のきっかけをつかめるのか? 要注目だ。

2023年6月12日

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石川哲也氏

1977年神奈川県生まれ。
野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする。著書に『歴史ポケットスポーツ新聞 野球』(大空出版)、『メジャーリーグ「大記録」への挑戦』(宝島社)など。