スポーツコラム

池谷幸雄の体操日誌

体操ではどうやって筋肉をつけるのかと聞かれることがあります。基本的にはロープ登りや、長時間の倒立、倒立での腕立て、といった自分の体の重さを負荷にしたトレーニングです。筋肥大が目的ではなく競技のための筋肉ですから、理想は偏りがなく、全身のバランスが良いこと。そのために子どものころから柔軟運動と補強運動を徹底します。

2016年12月5日

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池谷幸雄 いけたにゆきお

1970(昭和45)年生まれ。4歳で体操を始める。1988年ソウル五輪では種目別床と団体総合で銅メダル、2大会連続出場となった1992年バルセロナ五輪でも種目別床銀メダル、団体総合銅メダルの好成績を残す。引退後はタレントとして第2の人生を歩み、2001年には「池谷幸雄体操倶楽部」を設立して子どもたちを対象に本格的に体操指導を開始。現在は「子ども達の未来のために」をモットーにスポーツ振興や教育問題にも取り組んでいる。