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クリスチャン・ボルタンスキー
- Lifetime

フランスの現代作家、クリスチャン・ボルタンスキー(1944年~)の50年の軌跡を振り返る展覧会が大阪・国立国際美術館(5月6日まで)、東京・国立新美術館(6月12日~9月2日)、長崎県美術館(10月18日~2020年1月5日)で開催される。

ボルタンスキーは1968(昭和43)年に短編映画を発表後、1970年代に写真を用いた作品を、1980年代には光を用いたインスタレーションに取り組んだ。

展覧会では古着で壁を埋め、ナチスの強制収容所を思い起こさせる「保存室(カナダ)」や、会場に置いた電球が少しづつ消える「黄昏」など、人間の生と死、歴史や記憶を示した作品が並ぶ。自らを「空間のアーティスト」と呼ぶ彼らしく、「展覧会をひとつの作品のように見せる」構成に仕上げている。

2019年3月25日

ミステリオス
《ミステリオス》 2017 / ビデオプロジェクション / 作家蔵 © Christian Boltanski/ ADAGP, Paris, 2019 ,Photo © Angelika Markul

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