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『春陽会誕生100年 それぞれの闘い』
(東京ステーションギャラリーほか)

1923(大正12)年に第1回展が開催されて以降、今も活発に活動を続ける美術団体「春陽会」。日本美術院の洋画部を脱退した画家たちで構成された創立会員を中心に、新進気鋭の画家たちが加わり結成された。画家たちの個性を尊重し、展覧会には油彩、版画、水墨画、新聞挿絵の原画などが形式にとらわれずに出品されてきた。

本展では創立から1950年代までの展開を100点以上の作品でたどる。岸田劉生、木村荘八、河野通勢、小杉放菴、三岸好太郎、梅原龍三郎、中川一政、岡鹿之助、長谷川潔など、そうそうたる画家たちの作品が展示室を彩る。

11月12日まで、東京ステーションギャラリーで(会期中展示替えあり)。その後、栃木県立美術館(2024年1月13日~3月3日)、長野県立美術館(3月16日~5月12日)、愛知県碧南市藤井達吉現代美術館(5月25日~7月7日)を巡回。会場ごとに出品内容は異なる。

2023年9月19日

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