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『佐伯祐三 自画像としての風景』展
(東京ステーションギャラリー・大阪中之島美術館)

約100年前、大阪・東京・パリの3つの街で鮮烈な生涯を送った画家・佐伯祐三(1898~1928年)。30歳で夭逝し、本格的に画業に取り組んだのがわずか4年余という短い期間に佐伯が残した作品の中から、日本最大級の質と量を誇る大阪中之島美術館のコレクションを中心に選りすぐりの代表作を一堂に公開する。

初期に多く描いた自画像や一時帰国時代に描いた東京・下落合の風景、大阪・滞船のシリーズ、重厚な石壁の質感を厚塗りの絵具で表現する独自の作風に到達したパリ時代の代表作≪壁≫、≪コルドヌリ(靴屋)≫などを展示。このほか、ヴィリエ=シュル=モランというフランスの小さな村に滞在中の作品群や最晩年の作品となる≪郵便配達夫≫も展示する。

東京ステーションギャラリーで1月21日~4月2日、大阪中之島美術館で4月15日~6月25日。

2023年1月10日

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