新型コロナウイルス
ピンチをチャンスと捉える
								
									これからはより一層、地元密着でやっていかないとダメだ――。
									柴崎誠氏は印刷業界での33年におよぶ下積み生活を経て2016年、地域一番の印刷店を目指して、いたばし印刷株式会社を創業した。廉価なインターネット印刷が業界を席巻する中、柴崎氏が考えたのは「もっと地域に根ざす」ことだった。その思いは社名にも表れている。地元商店街の組合に所属して地域のイベントの手伝いを始め、知り合いになった店から思いもよらず印刷物の注文を受けることも増えた。
そんな折、新型コロナウイルスの感染問題が発生。緊急事態宣言の発令後は大口顧客の注文が止まるなど、大打撃を受けた。柴崎氏は「中小企業はトップ営業が大事」と考え、実践してきた。しかし、直接営業もままならず、売り上げが激減。従業員を前に弱音は吐けないが、内心不安を抱いていた。だが、緊急事態宣言が解除されると、転機はすぐに到来。柴崎氏が自ら営業した先からの問い合わせが次々に寄せられた。目立ったのは、創業や新規事業の立ち上げに伴う名刺や判子の注文。「コロナ禍」をチャンスと捉えて起業や新規事業を立ち上げる個人・会社が増えたのだ。柴崎氏自身もチャンスと捉え、前向きに将来を見据えるようになった。
2020年9月23日
いたばし印刷株式会社 :
東京都板橋区常盤台4-22-13-A号室
						【いたばし印刷株式会社 HP】
						

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1968年生まれ。
テレビ朝日「ニュースステーション」やフジテレビ「ニュースJAPAN」の報道ディレクターとして活躍。多くの経済番組も制作。
現在、中小企業診断士として企業や商店街などの経営相談、支援活動を行うとともに企業向けの動画制作講座の講師も務める。株式会社プラウドコンサルティング代表取締役。一般社団法人板橋中小企業診断士協会代表理事。
【株式会社プラウドコンサルティング HP】
							

 
						
