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十両優勝した元大関・照ノ富士
幕内再挑戦はこれから本番

スポーツライター
石川 哲也 氏

幕尻・徳勝龍の"下剋上優勝"に沸いた今年の大相撲初場所。十両では元大関の照ノ富士が優勝した。初土俵から25場所で大関まで駆け上がり、次世代のホープと目されていた照ノ富士だが、膝のケガにより2017年秋場所後に大関から陥落すると、糖尿病、腎臓結石を患うなど体調不良が続き、一時は序二段まで番付を落としていた。

「ケガだけならまだしも病気まで加わって…。やめたいと何度も思った」

周囲の説得で引退を思いとどまり、体調が回復すると白星を重ねた。そして十両復帰初の今場所で13連勝しぶっちぎりの優勝。2番負けて再入幕はお預けとなったが、気持ちは前向きだ。

「全勝したかったけど、そう簡単なものじゃない。来場所はもう始まっている。また体を鍛え直します」

今の夢は横綱と対戦することだと言う照ノ富士。まだ28歳、幕内再挑戦はこれからが本番だ。

2020年2月10日

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石川哲也氏

1977年神奈川県生まれ。
野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする。著書に「歴史ポケットスポーツ新聞 野球」(大空出版)、「メジャーリーグ大記録への挑戦」(宝島社)など。