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日本記録連発で五輪金メダルも
視野に入ったスピードの楢﨑

スポーツライター
石川 哲也 氏

3月6日に開かれたスポーツクライミング・スピードの日本一を決めるスポーツクライミング第3回スピードジャパンカップ。東京五輪代表の楢﨑智亜 (ともあ) が日本新記録を連発し優勝を飾った。

高さ15mの壁を登る速さを競うこの種目で、昨年、日本選手初の5秒台となる5秒90の日本記録をマークしている楢﨑は、この大会でも積極果敢にハイスピードの登攀 (とうはん) を見せた。自ら開発した、スタート直後にホールド(突起物)を使わず直線的に登る「トモアスキップ」を武器に準決勝で5秒79を叩き出し日本記録を更新すると、決勝でも5秒72をマークし再び記録を塗り替えた。

「この大会で5秒7台を出したいと思っていたので、日本記録が更新できてうれしい。脚力の強化が奏功して強く蹴れている。まだまだ記録は伸ばせる」

力強いコメントが飛び出すのは上り調子の証。5秒48の世界記録も目前、東京五輪金メダルも視野に入ってきた。

2021年3月22日

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石川哲也氏

1977年神奈川県生まれ。
野球を中心にスポーツの歴史や記録に関する取材、執筆をライフワークとする。著書に『歴史ポケットスポーツ新聞 野球』(大空出版)、『メジャーリーグ「大記録」への挑戦』(宝島社)など。