SDGsとビジネスを融合する
環境印刷企業
									西武文理大学サービス経営学部教授
藤野 洋 氏
									藤野 洋 氏
神奈川県横浜市の株式会社大川印刷は業歴140年超の印刷会社。現代表取締役社長の大川哲郎氏は「環境経営」、「環境印刷」、「SDGs(持続可能な開発目標)」に積極的に取り組み、ビジネスと融合させている。端緒は、他社に対する競争優位確立のため「従業員が賛同できること」と「仕事」の結合を必要としたこと。環境問題への対応は従業員にとっても意義のある仕事として賛同を得た。
まず、インキを植物油製、石油不使用に順次切替え、印刷用紙のFSC®(森林管理協議会)認証紙への転換も進めている。太陽光発電とバイオマス発電所の電力購入を組み合わせて、本社工場で「再生可能エネルギー100%」を実現。更に「SDGsを忘れないメモ帳」のような新ビジネスの創出や環境指向の高い外資系企業との新規取引にもつながった。
同社は、用紙選択→印刷→製本→ 配送と一貫した環境配慮型印刷の導入と、地球温暖化防止の先進的な取り組みが評価され、第2回ジャパンSDGsアワードのSDGsパートナーシップ賞を受賞するなど評価が高い。大川氏は「環境保護などを反映する会社案内を多くの取引先に提案することによって、SDGsの実現に貢献したい」と話す。
2022年6月20日
株式会社大川印刷
神奈川県横浜市戸塚区上矢部町2053
						【株式会社大川印刷 HP】
						

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- 「金属加工ってすごい!」と
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 粉砕のプロフェッショナル
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 成長と変化の機会とする
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- 整骨院の域内グループ展開
 成長のきっかけは人材
 (2021年9月13日)
- 「へら絞り」のプロ集団
 人材育成手法にも高評価
 (2021年9月27日)
- 難加工に積極チャレンジ
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- 新型コロナ禍に負けない
 元気印の呉服・和装品店
 (2021年11月8日)
- 「へそ曲がり」の戦略から
 生まれるユニーク飲料
 (2021年11月22日)
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 脱下請けメーカーの思い
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 社会に貢献する
 (2021年12月20日)
- 紙箱からブランドを生む
 パッケージ・コンサル業
 (2022年1月11日)
- 障がいのある人がつくった
 雑貨とコーヒーの店
 (2022年1月24日)
- 機敏なフットワークの
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 (2022年2月7日)
- 地元の資源を発掘・活用した
 商品戦略で地域活性化を目指す
 (2022年2月21日)
- "適温を追求する技術"で
 社会に貢献する会社を目指す
 (2022年3月7日)
- SDGs に貢献する
 食品リサイクルで高評価
 (2022年3月22日)
- 多様な形の国際化で
 事業領域の拡大を推進
 (2022年4月4日)
- ユニークアイデアを繰り出す
 京都のものづくり企業の社長
 (2022年4月18日)
- 家庭料理の「おいしい」を
 彩る豆腐・油揚げ
 (2022年5月9日)
- 多彩な戦略で成長を続ける
 豊岡の老舗かばん総合商社
 (2022年5月23日)
- ものづくりにも社内管理にも
 妥協を許さないチャレンジ精神
 (2022年6月6日)
1962年生まれ。
商工中金を経て2010年から商工総合研究所に勤務。主任研究員として中小企業の産業・金融構造の調査研究に従事。2014年に一橋大学大学院国際企業戦略研究科経営法務専攻博士課程を修了。2020年より西武文理大学サービス経営学部教授。専門は中小企業論、CSR·SDGs、企業統治など。
							

 
						
