きらめき企業

水質検査・分析のプロ集団
SDGs達成に向けて邁進

玉川大学
経営学部准教授
長谷川 英伸 氏

水質・土壌の分析や、大気・臭気・騒音測定など、幅広い環境調査・分析事業を展開する神奈川県横浜市の株式会社総合環境分析。民間から官公庁まで幅広く受注し、水・土・産業廃棄物・排ガスなどに含まれる物質を検査している。中でも飲料水や排水、河川、地下水などの水質分析を得意とし、売り上げの約8割を占める。

神奈川県・東京都・群馬県の3拠点に自社分析室を構え、高感度分析装置を保有。自社開発の自動測定装置も備え、スピーディーで精度の高い測定が可能な体制を構築している。とりわけ水道水の検査では1983(昭和58)年の設立から40年近い水質検査の実績を基に、地方自治体からの仕事が増加している。東京の豊洲市場への移転時に問題となった地下水の汚染問題では、水質検査のプロとして大手マスコミの取材も受けた。

2020年に2代目の代表取締役となる石渡壮氏へ事業が継承され、「強い会社」に変革中だ。目指すのは、 SDGsに掲げられた「安全な水とトイレを世界中に」に寄与できる事業。従業員の雇用を守り、人生を楽しめる組織を構築することで従業員満足度を上げ、全社一丸となって「世界の安心を計る」社業を更に強化していく考えだ。

2022年8月22日

株式会社総合環境分析

神奈川県横浜市緑区鴨居1-13-2
【株式会社総合環境分析 HP】

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プロフィール 長谷川英伸

1982年生まれ。
2013年玉川大学経営学部助教、2018年から准教授。専門分野は中小企業の企業間関係。特に中小企業間のネットワークから生み出される新製品、新サービスのプロセスについて分析し中小企業の存立維持可能な要因を模索している。中小企業経営のセミナーなどの講師も務める。

長谷川英伸